手紙を書く際にはいきなり本題に入るのではなく、季節に似合った文章を添えるのが一般的です。
とはいっても季節ごとに手紙の挨拶分は異なりますし、どうやって書いていいかわからない方も非常に多いです!
今回は手紙でよく使われる挨拶分を1月から12月までわかりやすくご紹介いたします!
- 季節の挨拶分の書き方に悩んでいる方
- コピペで楽したい方
この記事の目次
四季(春夏秋冬)の区切り
まず季節の挨拶文を書くためには四季を理解する必要があります。
日本の四季は以下のように分けられています。
春 | 3月・4月・5月 |
---|---|
夏 | 6月・7月・8月 |
秋 | 9月・10月・11月 |
冬 | 12月・1月・2月 |
ニュースでも上記の季節区分を目安に天気予報を行っています。
【春】3月~5月の挨拶文
3月
・徐々に春の気配が強まっています
・桃の節句を迎えました
・桜の開花を心待ちにする毎日です
・うららかな春の日差しが気持ち良い日が続きます
3月は陽気な春が来た様子や、桜の開花を連想させる挨拶が最適です。
3月のはじめは、ひな祭りを意味する桃の節句を使うのも最適です。
4月
・桜の開花が聞かれる頃となりました
・春眠暁を覚えずとは言いますが
・春陽まぶしい日々が続いています
・今年も軒下にツバメが飛来しました
4月は新しい年度がスタートする月なので、フレッシュな言葉を選ぶのがポイントです。
気温や草花の状態を明記すると、季節感を詳しく表すことができます。
5月
・新緑の香りが清々しい季節です
・澄みわたる空が気分を晴れやかにしてくれます
・木々の緑が日に日に濃くなっていきます
・夏を思わせる暑い日が続いております
5月の挨拶文は若葉や青葉など緑を連想する言葉を入れるのがおすすめです。
さらに暖かく過ごしやすい季節なので、風や空などの単語も最適です。
【夏】6月~8月の挨拶文
6月
・恵みの雨にアジサイが喜んでいるようです
・梅雨とは名ばかりの、晴れやかな毎日です
・長雨が続きますが、いかがお過ごしでしょうか
・山の緑が雨に濡れて、濃くなったように感じます
6月の時候の挨拶は梅雨を連想させるのがポイントです。
ジメジメとしたうっとうしい時期ですが、アジサイや雨の合間の青空を書くことで、爽快な文章に仕上げることが可能です。
7月
・暑中お見舞い申し上げます
・海が恋しい季節となりました
・空の青さが目にまぶしく感じます
・今年の暑さは例年以上に厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか
7月は梅雨が明け、暑さが本格的になってくる月です。
海や山のレジャーを連想させる文章や、相手が夏バテしていなか気遣う言葉を使用してみましょう
8月
・残暑お見舞い申し上げます
・まだまだ寝苦しい日が続いています
・暑かった夏も、いよいよ終わりの気配を見せています
・吹く風に、秋の気配を感じるようになりました
8月も後半へと差しかかると、秋を感じることが多くなります。
じょじょに過ごしやすくなることの嬉しさと、夏の名残惜しさを感じるような挨拶を心がけてみましょう。
【秋】9月~11月の挨拶文
9月
・暑さが去り、風が涼しく感じるようになりました
・秋の気配に、庭のコスモスが喜んでいるように感じます
・日を重ねるにつれ、空の青さが澄んでいきます
・田んぼの稲が金色に色づいてきています
9月の季節の挨拶は夏が終わり、涼しい季節になったことを表現するのがポイントです。
月見や稲穂、コスモスなど秋をイメージする言葉を使うと、秋の雰囲気が上手に出せます。
10月
・爽やかな秋晴れで、体を動かすのが気持ち良い毎日です
・秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか
・紅葉が楽しめる季節となりました
・菊の香りが秋風によって運ばれてきます
10月はスポーツの秋や芸術の秋などを用いることで季節感を演出できます。
さらに紅葉や実りの時期なので、草花や果実の様子を表現すると良いでしょう。
11月
・朝晩は冷えが厳しく感じます
・風が吹くたびに冬の訪れを予感します
・吐く息が白くなってきました
・落ち葉が風に舞っています
11月は秋から冬へと変わる月です。
寒さが増していく様子や初雪の気配などを文章にすることで季節感が表せます。
【冬】12月~2月の挨拶文
12月
・12月とは思えない、暖かな日が続いてます
・本格的な冬が訪れました
・寒さが身に染みる季節です
・今年も残すところ、のこりわずかとなりました
12月は1年最後の月ですので、その年を締めくくるような文章にしましょう。
お世話になったお礼や新しい年が近づいてくる喜びを示すことで、相応しい挨拶にすることができます。
1月
- 年が明け、春が待ち遠しい季節です
- 新しい年を迎え、喜びに満ちた正月をお迎えのことと思います
- 松の内も過ぎ、日に日に寒さが厳しくなっております
- 寒中お見舞い申し上げます
1月は1年の最初の月にあたるので、季節の挨拶も新年を迎えた喜びを添えるようにしてみましょう。
これに加えて寒さで体調を崩しやすい時期なので、相手の健康を気遣う言葉も最適です。
季節の挨拶というと1月から12月の12通りをイメージする人が多いですが、二十四節気毎に変えていくことが大切です。そのため、同じ1月でも前半と後半とでは挨拶が違ってきます。
2月
- 寒さの厳しい日が続いております
- 立春が過ぎたにも関わらず、寒さが身にしみます
- 春の訪れが待ち遠しく感じます
- 雪が解けはじめ、春を兆しが見られるようになりました
2月は1年で最も寒い月と言われているので、雪や氷をイメージする言葉を入れてみるのがおすすめです。
これとは別に、春を願う文章を使うと季節感を表現できます。
まとめ
このような時候の文章を書くことで、相手の健康を気遣う様子を示すことができます。
最近はビジネスツールとしてメールが一般的になっていますが、メールでも同様に季節の挨拶を入れるのがおすすめです。