年賀状を受け取ったときに、余白に何も書いてないものと、短くても一言手書きで添えられているものとでは、受け取った側の印象は大きく変わります。
たった一言とは言っても、相手によって書く文面は異なります。
忙しい人や、枚数の多い人にとっては、大変な時間と労力を必要とするでしょう。
しかし年に1度だけ出す年賀状ですから、できれば相手を思って一言添えたいものです。
- 年賀状に添える一言に悩んでいる方
- テンプレで楽したい方
この記事の目次
年賀状に”添える一言”【送る人別】の文例まとめ
一言添えるときに注意したいのが、年賀状の文面にある文言と被らないようにすることです。
例えば「今年も宜しくお願い致します」とあるのに、手書きで「今年もよろしく」と書いても、あまり喜ばれないでしょう。
余白が少ない場合は、本文にある程度の長さの挨拶文がすでに盛り込まれていますので、短めのものが最適です。
誰にでも使える定番文
- 「楽しいお正月をお迎えでしょうか」
- 「お変わりありませんか」→「こちらも変わりなく過ごしています」
- 「素敵な一年になりますように」
「楽しいお正月をお迎えでしょうか」は、普段一緒に仕事をしている人にも使えます。
年末年始の休暇に入っている人なら、ちょうどその間に届くので、楽しいお正月を過ごしてくださいというメッセージにもなります。
しばらく会っていない人には「お変わりありませんか」の一言で、相手の近況や体調などを気にかけている様子が伝わります。
「こちらも変わりなく過ごしています」と付け加えれば、相手も安心してくれることでしょう。
年賀状だけのやり取りになった同級生などには「素敵な一年になりますように」の一言で、学生時代を共に過ごした楽しい日々がよみがえるはずです。
上司・先輩に添える一言
- 「昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます」
- 「旧年は温かくご指導くださり、誠にありがとうございました」
- 「プロジェクトのときには大変お世話になりました」
- 「本年もご指導のほど宜しくお願い致します」
- 「さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です」
- 「本年もご来店をお待ちしております」
職場の上司や先輩に送る年賀状では、失礼のない言葉を選ぶことが重要です。
新しい年も一緒に仕事をするわけですから、新年早々の年賀状で手痛い失敗をするわけにはいきません。
ここで一つ気を付きたいポイントとしては、同僚や友人、知人に書くときよりも「少し長めの文言にする」ということです。
余りに簡潔すぎると横柄な印象を与えかねませんので、特に上司には「昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます」や、「旧年は温かくご指導くださり、誠にありがとうございました」などの丁寧な言い回しが良いでしょう。
先輩などには「プロジェクトのときには大変お世話になりました」や「本年もご指導のほど宜しくお願い致します」など、先輩を尊敬する気持ちが汲み取れる一言が、いい印象につながります。
自分自身の心構えを表す「さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です」なら、上司にも先輩にも使えるので便利です。
お店のお客様に添える一言
個人でお店を経営している人なら、お得意様への年賀状に「本年もご来店をお待ちしております」と添えれば、また引き続き来店してもらえるはずです。
同僚・後輩に添える一言
- 「今年も共に頑張りましょう」や「さらなる成長を期待しています」
- 「今年も頼りにしています」
会社勤めをしていると、いろいろな立場の人と接することになります。
比較的堅苦しいくらいでもいい上司への一言とは違い、堅くなりすぎないほうがいい相手もいます。
同僚や後輩などには、「今年も共に頑張りましょう」や「さらなる成長を期待しています」と書けば、新しい年も良好な関係が築けるでしょう。
「今年も頼りにしています」なら、同僚も後輩も頼られる存在として認められているのだと感じることができ、嬉しく思うに違いありません。
親しい友人に添える一言
- 「今年も飲みに行きましょう」
- 「今年も一緒に旅行しようね」
- 「いつもありがとう」
いつも親しく付き合っている友人なら、日頃行っていることを一言にするのがおすすめです。
「今年も飲みに行きましょう」や「今年も一緒に旅行しようね」など、親しい付き合いを続けられるように願う気持ちが表れる文章にすると、親近感も深まります。
親・親戚に添える一言
- 「ご無沙汰しておりますが お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか」
- 「おかげさまで家族一同元気に新年を迎えております」
- 「お体を大切にしてください」
- 「お会いできる日を楽しみにしています」
親戚や祖父母など、なかなか会えない親族には「ご無沙汰しておりますが お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか」と、近況を伺う一言をぜひ添えたいものです。
「おかげさまで家族一同元気に新年を迎えております」なら、長らく会えていないけれど元気ですということが伝わりますし、「お体を大切にしてください」の短い一言でも、お年寄りには大変嬉しい言葉になります。
久しぶりに会う予定が決まっているのなら、「お会いできる日を楽しみにしています」と添えて待ちわびる心境を伝えましょう。
先生・恩師へ綴る一言
- 「ご無沙汰しておりますが お元気でいらっしゃいますか」
- 「おかげさまで忙しいながらも充実した日々を過ごしております」
- 「今年も同窓会でお目にかかれるのを楽しみにしています」
恩師と呼べる人がいるなら、ぜひとも年賀状に一言綴ることで、お世話になった恩師への思いを伝えることができます。
「ご無沙汰しておりますが お元気でいらっしゃいますか」と、恩師の現状を問いかける言葉を添え、「おかげさまで忙しいながらも充実した日々を過ごしております」など、自分の近況を伝えるのもいいでしょう。
同窓会などに参加している人なら「今年も同窓会でお目にかかれるのを楽しみにしています」と書けば、きっと同窓会を待ち遠しく思ってもらえるに違いありません。
まとめ
年賀状に”添える一言”【送る人別】の文例いかがでしたでしょうか。
たった一言ですが、相手に気持ちを伝えることは十分に可能です。
新年から良い関係が築けるよう年賀状には一言添えてみてください。