年賀状

取引先に送る年賀状のビジネスマナー!おすすめ書き方やデザインは?

■企業として年賀状を送る場合には

新たな1年の始まりに、今後も良好な仕事関係を続けて行きたい相手に、組織としてしっかり送りたいのが年賀状です。
相手に失礼がないようにするのは当然のことながら、ビジネスシーンに相応しい内容にすることが求められます。
ちなみに、ビジネス用の年賀状は個人名義で送るべきではありません。
もちろん個人同士の付き合いがあるなら送っていけないことはありませんが、それはあくまでも個人同士の話であり、ビジネスマターは別にすべきでしょう。
大手企業はデザインを統一して印刷するところがほとんどですので、広報担当でない限り裏面を考える必要はない場合も多いです。
その場合は一言手書きで添書きをすると誠意が伝わりますので、ぜひ実践してください。
その際、去る、衰える、破れる、倒れるといった衰退につながる忌み言葉は絶対に使わないよう注意してください。
具体的に進めているプロジェクトがあるなら、それに触れてやる気をアピールするのも良い方法です。
デザインから考える場合は、お祝い事であることを念頭に、自社らしさを出すことを考えましょう。
賀詞の表現としては本来省略語は避けるべきですが、会社の場合謹賀新年や恭賀新年という賀詞でもマナー違反とは取られなくなっています。
ただし、それでも賀正や迎春などの2文字の賀詞は避けたほうが無難ですので使うなら4文字にしましょう。
また、定型でも一文入れたほうが丁寧ですので、企業としてどこにでも使える文章を入れておきましょう。
例えば、「本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」「本年もお力添えのほど宜しくお願い致します」「本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます」などの文章が定番です。
最後に年号は必ず入れておきましょう。

■取引先宛にはどんなデザインが良いか

たくさんの取引先に出す上に、優劣をつけることはできない以上、挨拶や文章はどうしても定型になります。
ただ、いかにも大量印刷の年賀状と思われないためにも、デザインは他にはない自社らしさを求めると効果的です。
キャラクターや会社の定番モチーフがあるなら、全面的に使うと良いでしょう。
どこの年賀状か、一目で分かるのは良いことです。
ただ、一押しの商品を使うところもありますが、その場合はあくまでも年賀状としてより、広告として送るという割り切りが必要です。
事務的にしないためには、やはり日本らしさや伝統、美しさに目が惹かれる上品なものにすると良いでしょう。
ただし、元旦は基本的に休業の会社が多いですから、ビジネス関係の年賀状は元旦に見られることはほとんどありません。
正月休み明け、会社が始まる1月4日か5日頃に見られることが多いですから、あまりのんびりした正月ムードではなく、そろそろ日常が始まることを意識するほうがおすすめです。
つまり、気持ちも新たにまた頑張りますというメッセージが伝わるのが相応しいので、あえて気が引き締まるようなモチーフや、ご利益のありそうなデザインにするのも良い手段です。
色選びも重要ですので定番の金や朱を使い、縁起の良い鶴や初日、富士山、松などを上品にまとまりやすいです。

■取引先への年賀状は宛名書きにも注意を

ビジネスシーンにおける年賀状は、文面だけでなく宛名書きにも気は抜けません。
敬称の具体的な使い方は、会社や団体、組織には御中(おんちゅう)、担当者には様を付きます。
個人宛の場合は○株式会社 ○部 ○様といった順番になります。
肩書きがある場合は、○株式会社 代表取締役 ○様や、○株式会社 ○部 部長 ○様のように、個人名の前に肩書きが入ります。
近年は宛名書きまで印刷という会社がかなり多いので一概に言えなくなって来ていますが、できれば特別な取引先ほど、宛名書きは手書きがおすすめです。
上手下手ではなく、心を込めて丁寧に書きましょう。
毛筆でなくても、黒インクのペンなどで書けばOKです。
宛名は縦書きが基本ですので、取引先へ出す場合は、よほどの理由がない限り縦書きにしてください。
住所は県名から省略せずに書くのがビジネスマナーです。
縦書きですので、数字は漢数字、15なら十五、もしくは一五というように書きましょう。
ビル名が長い場合は番地で一度改行し、隣にビル名を書きますのでスペースをちゃんと空けておくことと、両方の行が下揃えになるようにすることが重要です。
株式会社を(株)と書くのはマナー違反ですので絶対にやめましょう。
文字サイズは氏名が一番大きく、次が会社名、最後が住所の大きさになります。
また、レイアウト的には氏名がハガキの真ん中になりますので、住所より少し段が下になるはずです。
美しい手書きの宛名書きがあると、やはり年賀状の重みが格段に変わります。
企業名については、普段省略して呼んでいる場合もありますので、思い込みで書かずに、先方のホームページなどでしっかり正式名称を確認し、間違いのないように書いてください。